朝日小学生新聞
  • 毎日発行/8ページ
  • 月ぎめ1,769(税込み)

朝日小学生新聞のトリセツ(取り扱い説明書)

「朝小をもっと活用したいしたいけど、方法がわからない」「せっかく購読しているのに子どもが読んでくれない。どんなふうに声をかければ読んでくれるの?」。そんな保護者のみなさんの悩みにお応えするため、朝小のトリセツ(取り扱い説明書)を作成しました。朝小読者のお母さんやお父さんのアイデアが詰まっています。


トリセツ(取り扱い説明書)



1. 目的別 朝小を読むおすすめコース

朝日小学生新聞は、どこから読んでも構いませんし、隅々まですべて読まなければならないわけでもありませんが、購読の目的別におすすめの読み方をご紹介します。

  新聞や活字に興味を持ってほしい

朝小の1面から最後の面まで、ひととおりめくってみる。
    ↓
読みたいと思った記事を、1つでいいので、読む。まんがだけでもOK。
    ↓
読みたい記事がなければ、読まなくてもいい。まずは、毎日めくる習慣をつける。

特におすすめ(1~2年生): ブルックのしゃしん日記(火~土曜)、朝小ミニ図鑑(週2回)
特におすすめ(3年生以上): スポーツ、動物、読書、芸能アニメなどお子さまの興味に応じて。


  ニュースに興味を持ってほしい

朝小の1面から最後の面まで、ひととおりめくってみる。
    ↓
読みたいと思った記事を、1つでいいので、読む。見出しを読むだけでもOK。
    ↓
読みたい記事がなければ、読まなくてもいい。まずは、毎日めくる習慣をつける。

特におすすめ:1面の記事や「ニュースあれこれ」(月曜以外、毎日)/ニュースまんが(火曜日の2面)


  国語力をつけたい

朝小の1面から最後の面まで、ひととおりめくってみる。
    ↓
読みたいと思った記事を「1つは読む」と決める。
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記事を音読する。
    ↓
週1~2回は「天声こども語」などの書き写し学習をする。
    ↓
さらに力をつけたい場合は「天声こども語」を要約する

特におすすめ:天声こども語(水曜、日曜)、国語の学習コーナー(月曜)、記述力アップ講座(木曜)、よみとき天声人語(土曜)


  私立・国立中学を受験する

1面、3面の記事と「ニュースあれこれ」を読む。時間がないときは見出しだけでもOK。読む習慣を途切れさせないことが大切。
    ↓
受験が近づいたら、時事問題対策のため「クイズでおさらいジャンケンポン」(月曜日)、「ニュースおぼえているかな?」(10月~12月ごろに週1回掲載)を読む。
    ↓
学びのポイントや受験情報、進学校の先生のコラム(金曜日)は保護者と一緒に読む。別刷りの「受験特集」が折り込まれることもあるので忘れずにチェック。

特におすすめ:学び面(金曜日)、ニュースでジャンケンポン(原則として土曜日)、記述力アップ講座(木曜)、よみとき天声人語(土曜)


  公立中高一貫校を受験する

1面、3面の記事と「ニュースあれこれ」を読む。長い文章を読むことへの抵抗をなくし、読む習慣を途切れさせないことが大切。
    ↓
週2回掲載の「天声こども語」の書き写しと要約学習をする。記述力アップ講座(木曜)、よみとき天声人語(土曜)で記述の力をつける。
    ↓
公立中高一貫校合格力講座(水曜)で過去問題などに挑戦する。

特におすすめ:天声こども語(水曜、日曜)、公立中高一貫校合格力講座(水曜)、記述力アップ講座(木曜)、よみとき天声人語(土曜)



2.お悩み別 Q&A

保護者のみなさんの教育に関する悩みは、新聞を読むことで解決しそうなこともたくさんあります。朝日学生新聞社が主催するセミナーなどで寄せられた悩みについて、Q&A形式でお答えします。読者アンケートや読者座談会、朝日小学生新聞や朝日中高生新聞で連載している専門家の先生の意見を参考にしています。

【読む習慣・やる気 編】

 子どもが新聞を読みません。

 初めはまんがだけでもOK。新聞をめくる習慣がついていけば、自然と読むようになるお子さんが多いようです。親子でいっしょに読んだり話題にしたりするのがおすすめです。


 塾や習い事で忙しく、朝小を読む時間が取れません。

 すきま時間を活用している読者が多いようです。朝学校へ行く前の5分、塾へ行く電車やバス、寝る前の5分など。「ドライヤーで髪を乾かしながら読んだ」という読者もいました。


 親も忙しくて、親子で新聞を読む時間が取れません。

 毎日だと大変なので、「土日のどちらか1日だけでも親子で読む」のはいかがでしょうか。


 子どもに「新聞を読みなさい」と言っていたら、子どもが新聞嫌いになってしまいました。どうしたら好きになってくれますか。

 まずは、親御さん自身が読んでみてください。親が読む姿を見て、子どもも読むようになります。


 まんがしか読みません。記事も読んでもらうにはどうしたらいいですか。

 最初はまんがだけでも、ほとんどのお子さんはだんだんと記事も読むようになります。あせらず、自然と読むようになるのを待ってください。


 子どもは理科や算数は好きですが、読書は好きではなく、新聞を読みません。どうしたら新聞を読んでくれるようになりますか?

 朝小には科学や算数などの記事もたくさん載っています。読書が苦手な子でも、朝小の科学記事は読む、という子も多くいます。まずは、科学や算数の記事だけでも読んでみたらいかがでしょうか。


【学力 編】

 朝小を家庭学習で使う良い方法はありませんか。

 「天声こども語」の書き写しや要約、記事の新聞スクラップなどがおすすめです。


 朝小で国語力をつける方法はありませんか。

 記事を音読する、記事を書き写す、コラムのタイトルづけや要約をする、といった方法があります。「よみとき天声人語」「記述力アップ講座」などの連載コーナーもおすすめです。


 書き写しをするだけで国語力が上がるのですか?

 書き写し(視写)によって、漢字や言葉遣いを覚えることができます。また、速く正確に書く力が身に着きます。

 視写は記述力をつけるための第一歩です。少しずつ見て書くのではなく、なるべく見る回数を減らすように練習してください。声に出しながら写すのもよいでしょう。手本の文章から文法的なルールや、さまざまな言い回しを学ぶことができます。(南雲国語教室・南雲ゆりか先生/朝日小学生新聞で国語のコーナーを連載中)


 本を読むのは好きなのに、国語のテストでは点数が低いです。読書だけでは国語力は伸びないのでしょうか?

 物語の本を読むのが好きなお子さんでも、説明文を読むのが好きではない場合があるようです。新聞などで説明文を読むことをおすすめします。(南雲国語教室・南雲ゆりか先生/朝日小学生新聞で国語のコーナーを連載中)


 新聞を読んでいれば、作文が書けるようになりますか。

 文を書くということは、どこかで知った言葉、表現を自分なりに再生することです。そのため、多様な文章をたくさんインプットしておくと、作文に使える材料が増え、表現が豊かになります。新聞には記者さんの書いた記事の他にも、いろんなジャンルの専門家の方々が文章を寄せていますし、小説の連載もあります。手っ取り早くいろいろな文種、文体に触れることができるので、作文を書くうえでも有効です。(南雲国語教室・南雲ゆりか先生/朝日小学生新聞で国語のコーナーを連載中)


 言葉で自分の気持ちを表現したり、相手の気持ちを察したりすることが苦手です。どうしたらいいですか。

 語彙の不足が原因のひとつだと思います。お子さんと「気持ちを表す言葉」を交互にできるだけたくさん言う遊びをしてみてください。どれくらいの言葉が出てきたでしょうか。心情を表すいろいろな言葉を、それが使われるシチュエーションとともに教えてあげてください。例えば、何かの事件について「やりきれないわね」と感想を言うのもいいでしょう。「頭が下がる」「胸が痛い」などの気持ちを表す慣用句にも触れる機会をつくってあげるとよいと思います。(南雲国語教室・南雲ゆりか先生/朝日小学生新聞で国語のコーナーを連載中)


 話すのは得意ですが、書くのは苦手です。どうしたら書くのが得意になりますか。

 対話をしながら書くとよいでしょう。親が質問をして、お子さんの答えたことを、「今言ったことを書いてごらん」と少しずつ書かせます。お子さんの答えに対して「どんなふうに?」などとたずねながら、よりくわしく具体的に書けるように導いていきます。書き終えたら最初から声に出して読み返し、直すところを一緒に探すとよいでしょう。(南雲国語教室・南雲ゆりか先生/朝日小学生新聞で国語のコーナーを連載中)


 思考力、判断力、表現力という言葉をよく聞きます。それらの力を身に着けるのに、新聞や本を読むことは役立ちますか。親はどのように接したらいいですか。

 文部科学省の学習指導要領「生きる力」の項目に、「言語を通した学習活動を充実することにより『思考力・判断力・表現力等』の育成が効果的に図られる」とあります。学習例として、「情報を分析・評価し,論述する」ことが挙げられていますが、これは新聞記事で練習できます。記事の内容と自分の知っていることなどを照らしあわせて、自分なりの考えを述べるのです。家族で意見交換をするのもよいでしょう。(南雲国語教室・南雲ゆりか先生/朝日小学生新聞で国語のコーナーを連載中)


 まんがを読むだけでも、読解力はつくのでしょうか。

 まんがにも「起承転結」などストーリーの構成があるので、まんがも読解力の向上に役立つ部分があると思います。


 インターネットでニュースが読めるのだから、新聞は必要ない気がしますが…。

 情報の重要度を見極める目を持った大人ならインターネットで十分かもしれませんが、情報初心者の子どもには、ニュースを厳選している朝小を読むことが、情報を見極める力を養うことにつながります。また、さまざまなジャンルの記事にふれることで、お子さまの可能性を広げることにもなります。


【中学受験 編】

 中学受験をするなら子ども向け新聞を読んだほうがいいと言われました。なぜですか?

 私立・国立中学の8割以上が社会や理科の入試問題で、時事問題や時事ニュースを題材にした出題をしています。ニュースに関心のある子は好奇心が強く、学ぶ意欲があり、入学後に伸びると期待されているからだといわれています。公立中高一貫校の適性検査でも長文を読んだり書いたりすることが求められ、学校説明会などでも先生方は新聞を勧めています。

 難関校の国語では、子どもの視点ではなく、大人の視点で書かれた問題も出題されます。たとえば環境問題、グローバリゼーション、人工知能と社会の在り方、などです。新聞を読んで社会の動きを把握し、親子で話し合うことは、大人や社会の価値観を理解することにつながると思います。(南雲国語教室・南雲ゆりか先生/朝日小学生新聞で国語のコーナーを連載中)


 中学受験を考えています。何年生から読めばいいですか?

 3割の読者の方は1,2年生から読んでいます。「受験が近くなったら読めばいい」という方もいらっしゃいますが、早いうちから活字に親しむ習慣をつけたほうが、受験前にあわてずにすみます。


 中学受験を控えています。6年生から読んだら遅すぎますか?

 6年生から読む読者の方もいらっしゃいます。時事問題が多く出題される学校もあります。6年生からでも読み始めることをおすすめします。


 朝小は中学受験向けの新聞ですか?

 朝小読者の6割は中学受験を希望しているといわれますが、中学受験生だけを対象にしているわけではありません。中学受験をしない読者の方も4割いますし、学校の図書館などでも多く購読していただいています。


3.どうしたら朝小を読んでくれる? 親の声かけ・行動集

朝小読者の保護者が実践した方法です。朝小スタッフとの交流会「朝小カフェ」などでみなさまから教えていただきました。

親の声かけ・行動集

・親が声に出して読んであげる。朝食のとき、夜寝る前など。

・「朝、新聞を取ってくる」ことを、お手伝いの一つに位置付けて、できたらほめてあげる。

・「読みなさい」ではなく、「おもしろいよ」「読んでみない?」と声をかける。

・最初はまんがしか読まなかったが、それでいいと思って、じっとがまん。

・親は一般紙、子どもは朝小から、おもしろい記事を選んで見せ合いをして、どちらがおもしろい記事か対決している。

・朝小の音読、見出しと前文の書き写し、などを毎日の課題にしている。できたら1ポイント。ポイントがたまると、ごほうび。

・テーブルにいつも朝小を置いておき、目に見えるようにしておく。いつのまにか手に取るように。

・学校で新聞の話をしたりしているらしく、親が思っているより、実は読んでいることがわかった。

・気になる記事は、親が切り抜いて、壁に貼ったり、トイレに置いたりしている。

・辞書、地図帳などと朝小をセットで置いておく。

・朝小からクイズを出題。「クイズでおさらいジャンケンポン」(毎週月曜日、休刊日のぞく)には時事問題クイズが3問載っているので、ここから出題するといい。

・親子でいっしょに新聞スクラップをする。

・記事を家族で話題にする。旅行、食卓の食材、買い物などにつなげる。


4.朝小活用法、我が家のアイデア ―― 朝ママ読者リポーター座談会

「新聞を取り始めたのはいいけれど、子どもがあまり読まなくて……」。朝小読者のお母さんたちから、そんな悩みを聞くことがあります。朝日小学生新聞に月1回折り込まれる「朝日おかあさん新聞」の朝ママ読者リポーター6人に集まっていただき、読ませるためのアイデアや新聞の活用法について聞きました。

朝ママ読者リポーター座談会

 中学受験や習い事などで、小学生たちは忙しい。6人のママたちはいずれも、ちょっと空いた時間を利用したり、一手間をかけたりして新聞を読ませていました。
 「子どもより先に自分が紙面を見て、大切だと思う記事を切り取ってトイレや食卓など子どもの目の届くいろいろなところに貼っておき、子どもが読んだら捨てています」と話してくれたのは、逸見さんです。自分が読んでおくことで、子どもから質問された時に答えやすくなったといいます。
 同じくトイレを活用していたのは大和田さんです。「トイレに貼ると、なぜか読みます。いやでも目に入るようです」。子どもが関心を持った記事をノートに貼らせ、その下に文章をそのまま写させるという活用法も紹介してくれました。
 白崎さんは現在3年生の息子が1年生のころから、学校に行く前の時間に1面の記事を音読させ、ノートに要約させています。わからない言葉や場所がある時は、スマートスピーカーやパソコン、地球儀を使ってチェックさせています。「私がキッチンで仕事をしているとき、音読の声が聞こえてきます。スマートスピーカーに話しかけるのも楽しいようで、ニュースに興味を持つきっかけになっています」
 小林さんは夜寝る前の時間を使って「今日はどんなニュースに関心を持った?」と聞くようにしているそうです。「子どもは遊びが大好きなので、私と子どもたちでだれが一番速く読めるかを競争すると、ゲーム感覚で楽しんでいます」
 吉田さんは「担任の先生が『新聞を読んでください』といってくださったことを機に子どもが素直に読むようになりました」といいます。1年生から新聞を読み始め、「最初から全部読めなくていい」と思っていたそうです。「テレビでニュースを見たとき、『これ朝小で読んだから知ってる』と言うことがよくあります。知ってる感をくすぐられると、うれしいようです」
 石岡さんは「朝小に小説が載っているので、毎日続きを読みたいという気持ちから続けています」。この日聞いたほかのママたちの話を参考に、小5の娘さんが記事の「要約ノート」をつけ始めたといいます。


5.中学受験をしたパパママが語る、朝小活用法座談会

私立中、公立中高一貫校を受験した先輩パパママによる座談会の記事はコチラ。

http://asagaku.com/zadankai/


6.コーナー別・朝小活用法

朝小のさまざまなコーナーを家庭学習や受験勉強に役立てる方法を紹介したページはコチラ。

https://www.asagaku.com/event_oshirase/oshirase/180502.html


7.我が家と朝小 ――朝小のある風景を読者が写真で紹介

子どもたちが朝小を読んでいる風景を写真に撮って投稿していただきました。コチラのページで紹介しています。

https://www.asagaku.com/2018/wagayato/



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