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朝日中高生新聞
  • 日曜日発行/20~24ページ
  • 月ぎめ967(税込み)

新聞活用で成績アップ

定期試験の時事問題対策に

授業に関連した項目は要チェック

授業に関連した項目は要チェック

 「今の世の中に関心を持ってほしい。受けている公民の授業とどうつながっているか意識してもらいたい」――こんな意図から3年生の社会科の定期試験で毎回、新聞記事を使った時事問題を出している先生がいます。東京都杉並区立松溪中学の矢内一弘先生です。東京都NIE推進協議会の幹事も務めています。

 時事問題の配点は100点満点中10~20点。問題用紙に新聞記事を載せ、関連した問題を出します。
2012年度の1学期は、5月の中間試験で「原発などのエネルギー問題」をテーマに選びました。原発をめぐる政府の方針についての記事とグラフを読ませた上で、①日本のエネルギー供給割合は約60年でどう変化したか②現在の日本のエネルギー供給における原発の発電量は何パーセントか、など計6問を出題しました。

 7月の期末試験では消費増税の記事を載せ、①政府が増税を目指すのはなぜか②消費税が10%に上がるのは何年何月か③税率アップで家計の負担が重くなるのはなぜか、などを問いました。
出題は主に公民の分野からですが、地理や歴史から出すこともあります。2011年11月の2学期の期末試験で扱ったテーマは「ギリシャの経済危機」。ギリシャの位置をヨーロッパの地図中から選ばせるなどしました。

 どんな観点から出題しているのでしょうか。取り上げるのは、今一番関心を持ってほしいニュースで、教えている内容に関連したもの。一方的な主張に偏った記事は選びません。試験前10日間ほどの紙面を利用します。

 新聞を使った時事問題について、生徒からは「読むのが楽しかった。いろいろとわかった」「普段から新聞を読んで、社会への興味を持つことが大切だと思った」などの感想があったそうです。
「タレントやスポーツのニュースでもいいので、まずは自分の興味のあるところから新聞に親しんでほしい。新聞は大人に近づく一番の材料ではないか」と矢内先生は話しています。

朝日中学生ウイークリー2012年9月30日号

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