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朝日中高生新聞
  • 日曜日発行/20~24ページ
  • 月ぎめ967(税込み)

新聞活用で成績アップ

記事を使って作文練習

3部構成で200字にまとめる練習を

3部構成で200字にまとめる練習を
◆興味のある記事で

 「この新聞記事の中からどれか1つを選んで、感想を書いてきてください。家にある新聞から気になる記事を選んで書いてもいいですよ」。神奈川県横浜市立市ケ尾中学校で国語を教える白井信昭先生は1年生の各クラスで年6回、新聞記事を使った作文の宿題を出しています。

 生徒に配ったプリントに印刷されているのは、映画監督のインタビューや国語世論調査の結果を報じる新聞記事。生徒は200字程度に感想をまとめ、先生からアドバイスをもらいます。構成や表現に工夫をこらした作文は授業で紹介されます。
「興味のある新聞記事なら、教科書の説明文より読み・書きの苦手意識が和らぐはず。授業で習う言葉がどう使われているか、『生きた言葉』として文字に触れることができるのも魅力」と白井先生。筆者の考えをふまえて自分の意見を記述する問題や、長文読解がよく出題される高校入試も意識しているといいます。

◆活用の3ステップ

 白井先生に「新聞記事を題材に作文を書くコツ」を聞きました。
①記事を選ぶ
新聞を開いて目についた写真や見出し、好きなスポーツ選手の記事などでよい。文章量が少なく読みやすい「投書欄」はおすすめ。中学生の投書が載ることもあり、作文の書き方、考えた方の参考にもなる。
②記事を読む
報道記事なら、記事によく出るキーワードや大切だと思う箇所に、インタビュー記事や投書欄なら、筆者の感情の変化が感じられる部分、自分の心が動かされた部分などに線を引く。わからない語句は予測しながら読み、あとから辞書を引いて意味を確認する。
③作文を書く
②の印を参考に、「はじめ・中・おわり」の3部構成を意識しながら200字程度に感想をまとめる。意見を書く時は「なぜなら~」と理由を述べたり、具体的な経験談をまじえたりすると根拠がはっきりしてよい。

◆新聞を読む習慣を

 昨年度の3年生は2週間に1回この作文に取り組み、「文章を読むスピードが速くなった」という生徒もいました。大切なのは「読む習慣」をつけることです。「『朝中』は時事問題が短い文章でわかりやすくまとめられて読みやすいので、作文の練習だけでなく社会科の勉強にも役立つでしょう」と白井先生は話します。

朝日中学生ウイークリー2012年10月28日号

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