朝小読者から中学受験の体験談を募ったところ、557件の声が集まりました。合格発表会場でアンケート用紙を渡したほか、ウェブサイトからも回答してもらいました。
保護者の声を紹介します。(都道府県名は居住地、学校名は進学先)
時間のない中、新聞を読むのは問題数の多い試験を読むスピードにもつながったと思います。ご飯の時間に新聞の話題をしたりしていました。
■東京・海城中 6年生から購読入試科目は国語から始まります。緊張する中で朝一番に長文を読み込む力を必要とします。毎朝、新聞を読むことが、その力を育むのではないかと思っております。
グラフを見て、自分の意見を述べる場面で、新聞で得た知識を活用できていたと思います。
作文と面接が課されていたので、時事問題をわかりやすく理解できた。学校では50カ国以上のルーツをもつ仲間と6年間学習する環境であるので、グローバルな視点や世界観を学ぶことができた。
毎日気軽に読むうちに、いつの間にか知識の積み上げに繋がっていたことがありがたかったです。1週間のニュースをまとめて再確認できるコーナーも便利でした。
■東京・頌栄女子学院中 3年生から購読朝起きると一番に朝小に飛びつき、毎日読んでいました。たとえば本を買って「読みなさい」といっても、そう読んでくれるものではありません。「毎朝届く」という、新聞ならではのサイクルが、子どもの好奇心をかきたててくれたと感謝しています。おかげで読む習慣もつき、時事問題にも強くなりました。特に社会科は得意中の得意で、塾でもほぼトップクラスの成績でした。いま2年生の弟も一緒になって「読む習慣」「社会への関心」が育っています。購読を続けたいと思います。
朝起きて新聞を開く習慣がつきました。自然にニュースが入ってくるので、この6年間の蓄積はすごいのじゃないかと思います。
■東京・豊島岡女子学園中 5年生から購読すきま時間で文章を読む習慣ができた。時間の作り方を意識できるようになった。
■福井・福井大学附属中 6年生から購読朝、ドライヤーや着替えをしながらでも、さっと目を通す事ができてよかったです。親子で記事の内容を論議する日もありました。社会問題への関心を深めるきっかけになったと思います。
受験勉強のためにとは思わず読み始めました。とにかく楽しく読んで、ニュースについて祖父と楽しく意見交換をしていました。雑学なども大好きなので、読むだけでぐんぐん吸収している子どもをみて頼もしいなという思いと、うらやましいなと思う気持ちがあります。
■東京・日大二中 1年生から購読「ぼくは社会が一番好き」という子どもに育ってくれた。7時のニュースなども好きでよく見ている。直接中学受験には繋がらなかったが、格差の問題などでは社会正義や公平性を重視するようになり、そうした観点から記事やニュースを受け止めている。自分の価値観と記事の対話が出来るようになったのは、今後の大学入試の小論文対策になっていると思うし、なによりもポストtruthの時代にこうした観点を持てる子どもに育ってくれてうれしい。
■奈良・神戸女学院中 1年生から購読受験勉強は、自宅や塾で問題を解くという閉鎖的な環境になりがちですが、朝日小学生新聞を購読していたので、世の中の動きや、同世代の子どもたちの情報に触れることができました。受験勉強中も「社会の中の自分」という存在を忘れることなく過ごすことができ、将来の目標や、勉強する理由を見失うことなく勉強できたと思います。
小学生新聞の時事ネタを食事の折に話すなど、コミュニケーションを図るツールになりました。昨今は様々な電子機器が増えましたが、やはり、紙面を読むことで頭の中に残りやすいことと、紙面だから家族みんなでのぞき込んでみんなで読むこともできて、紙面の良さを感じています。
天声人語を専用ノートに書き取り→よみとき天声人語の精読へとつなげ、母も大変勉強になりました。公立中高一貫校合格力講座、よりすぐり受験算数をはじめ、教科別にのりづけし、一年で参考書のようになりました。内容は無駄がなく、心落ち着けて取り組むならば、通塾に相当するくらいの力になると思いました。
■京都・同志社中 3年生から購読毎日の習慣として新聞を読む事を続けられたのはとても良かったと思います。なかなかテレビをゆっくり見る時間がない中で今の社会の様子を知り、興味がある所はスクラップして整理するなどオリジナルな冊子を作ったりしていました。志望校には直接試験問題として時事問題が出た訳ではありませんが確実によい習慣になっていたと思います。