未来を見に行こう「こども会議」の4回目は「研究のおもしろさを伝えよう」がテーマ。名古屋大学トランスフォーマティブ生命分子研究所(ITbM、愛知県名古屋市)で、二つの基礎研究を取材しました。研究は、基礎→応用→開発の三つの段階に分かれます。基礎研究がなければその先の研究は存在しません。しかし、数十年で結果が出ればよいほうで、生活にすぐには役立ちません。そのため、基礎研究の大切さがなかなか伝わらないといいます。参加した小学生10人は、「基礎研究の大切さをみんなに知ってもらうにはどうしたらいいか」を話し合いました。
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目に見えない大きさの分子をレゴブロックのように組み立て、新しい分子をつくるのがITbM拠点長の伊丹健一郎教授の研究です。小学生は、伊丹教授がつくった分子を、模型で確認しました。
植物の受粉後のしくみをつき止めたのが東山哲也教授です。小学生はめしべの先から花粉をとり、おしべの先につけて受粉させる実験をしました。
ITbMを探検しました。いろいろな分野の研究者が一つのフロアに集まっているため、新しい発見が生まれやすいといいます。
生物の研究フロアには、たくさんの実験器具が並びます。
最新の顕微鏡で、花粉から花粉管が伸びる様子を観察しました。
伊丹教授の班で、研究のおもしろさを伝える方法を考えました。「分子の大きさは、地球から見たサッカーボールくらい」など、わかりやすい「例え」を使う方法でまとめました。
東山教授の班では、「写真では伝わりにくい成果も、動画ならイメージできる」という意見がでました。
参加したみなさん