2015年3月24日
第6回「朝日学生新聞社児童文学賞」授賞式
第6回「朝日学生新聞社児童文学賞」(朝日学生新聞社主催)の授賞式が22日、東京都中央区の朝日新聞社で行われました。児童文学賞受賞作「ガラスのベーゴマ」作者の槿なほさん(大分県、33歳)と「保健室の鏡」で小学生部門の「朝日小学生新聞賞」を受賞した青空美宙さん(東京都豊島区、6年)に賞状と副賞がおくられました。
「ガラスのベーゴマ」は東京から九州に転校した小学生を通して、友情や家族愛、戦争について語りかける作品。秋に朝小で連載します。
2児のお母さんの槿さんは子どものころ図書館によく通い、本からはげましや勇気をもらいました。「今年は戦争が終わって70年です。子どもたちが戦争を知るきっかけになるとうれしいです」
「保健室の鏡」は保健室登校をする女の子と、児童を見守る鏡との交流をえがいています。きょう24日と25日付の朝小で全文を掲載します。
青空さんは、国語の作文の授業が好きで、書くのが楽しいといいます。「相手の気持ちを考えられるような物語を、中学校に入っても書き続けたい」
第6回「朝日学生新聞社児童文学賞」
候補8作品決まる
朝日学生新聞社が主催する第6回「朝日学生新聞社児童文学賞」の候補作品が決まりました。一般部門は5作品、小学生部門は3作品です。朝小読者の小学生4人をふくむ選考委員計9人が一般部門の中から「朝日学生新聞社児童文学賞」1作品、小学生部門から「朝日小学生新聞賞」1作品を決定します。
【朝日学生新聞社児童文学賞候補作品】
「ガラスのベーゴマ」槿なほ▽「クメーラの祭り」吉村洋一▽「節子さんの物語」ざはなよしたか▽「ドリームドリーム」おおぎやなぎちか▽「僕と夜の妖怪事件手帳」望月充っ
【朝日小学生新聞賞候補作品】
「死神刑事(デカ)」冨田壮悦▽「ぼくの時間」細井日向子▽「保健室の鏡」青空美宙(タイトル50音順)
最終選考の結果は3月中旬までに朝日小学生新聞と朝日学生新聞社ウェブサイト(http://www.asagaku.com/)で発表します。
第6回「朝日学生新聞社児童文学賞」募集
作品を募集 来年1月15日しめきり【終了】
1次選考を通過した作品は2月上旬までに
最終選考の結果は3月中旬までに紙面とサイトで発表します
朝日学生新聞社は「第6回朝日学生新聞社児童文学賞」の作品を募集します。受賞作は朝日小学生新聞に連載した後、本として出版します。小学生が書いた作品を募集する「朝日小学生新聞賞」の優秀作品は、朝日小学生新聞に掲載します。
どちらの部門も、募集するのは小学校高学年向けの小説。ミステリーやファンタジーなどをふくめ、内容・形式は自由です。
選考には社内選考委員のほか、朝日小学生新聞読者、読書指導に取り組んでいる小学校の先生、図書館司書も加わっていただきます。
朝日学生新聞社が実施する「第6回朝日学生新聞社児童文学賞」の募集要項は次の通りです。
【第6回朝日学生新聞社児童文学賞】
〈募集作品〉小学校高学年向けの小説。ミステリーやファンタジーなどをふくめ、内容・形式は自由です。
〈応募資格〉中学生以上。国籍、プロ、アマの別を問いません。過去に本賞を受賞したことがある人、当社から書籍を出版したことがある人は応募できません。
〈選考委員〉
浅見佳子(神奈川県鎌倉市中央図書館館長補佐)、牧岡優美子(東京都北区田端小学校副校長)、朝日小学生新聞読者の小学生数人、脇阪嘉明(朝日学生新聞社代表取締役社長)、今野公美子(同編集部統括デスク)、植田幸司(同出版・新コンテンツ部部長代理)
〈応募規定〉
(1)作品は日本語で書かれた未発表の自作に限ります(営利を目的としない同人誌などでの掲載は可)。他の賞への二重応募は認めません。
(2)原稿は2部提出して下さい。返却はしません。
(3)選考についての問い合わせには応じません。
(4)字数は400字詰め原稿用紙(A4判、縦書き)で210枚から230枚。ワープロの場合は、A4判の用紙を横長に使って20字×35行(縦書き)で印字してください。
(5)原稿には2部とも、ページ番号をふり、表紙に@題名A氏名(ペンネームの場合、本名も必ず書いてください)B年齢C性別D職業、学校名E〒住所F電話番号GメールアドレスH略歴I400字詰め原稿用紙の枚数(ワープロで印字した場合は400字詰め原稿用紙に換算した枚数)を記入してください。
〈送り先〉〒104・8433東京都中央区築地5―3―2 朝日新聞社新館9階 朝日学生新聞社「朝日学生新聞社児童文学賞」係
〈しめきり〉2015年1月15日(木)必着
〈発表〉2015年3月中旬の朝日小学生新聞紙面と朝日学生新聞社ウェブサイト(www.asagaku.com)で。
〈賞〉賞状と副賞50万円。紙面に連載後、書籍として出版します。
〈その他〉
(1)受賞作の著作権は作者本人に帰属しますが、発表の日から10年間は朝日学生新聞社(または当社指定の出版社)からしか出版できません。
(2)受賞後の紙面掲載、書籍出版の初版については印税は支払いません。増刷分以降の印税は5パーセントとします。
(3)紙面掲載、出版の際には漢字にルビをふります。
(4)受賞者の氏名や職業(学生の場合は学校名)、略歴などは公表されます。最終選考に残った作品については、氏名などを報道する場合があります。
(5)応募者は各条項に同意したものとみなします。
【朝日学生新聞社児童文学賞小学生部門「朝日小学生新聞賞」】
〈募集作品〉〈選考委員〉〈送り先〉〈しめきり〉〈発表〉および〈応募規定〉の(1)〜(3)、〈その他〉の(3)〜(5)は児童文学賞と同じです。
〈応募資格〉小学生
〈応募規定〉
(4)字数は400字詰め原稿用紙(A4判、縦書き)で20枚から25枚。ワープロの場合は、A4判の用紙を横長に使って20字×35行(縦書き)で印字してください。
(5)原稿には2部とも、ページ番号をふり、表紙に@題名A氏名(ペンネームも可ですが、本名も必ず書いてください)B学年C性別D学校名E〒住所F電話番号GあればメールアドレスH400字詰め原稿用紙の枚数(ワープロで印字した場合は400字詰め原稿用紙に換算した枚数)を記入してください。
〈賞〉賞状と、副賞として図書カード5万円。朝日小学生新聞紙面に掲載します。
〈その他〉
(1)受賞作の著作権は作者本人に帰属します。
(2)受賞後の紙面掲載については原稿料は支払いません。
(朝日小学生新聞2014年7月1日付)