朝日中高生新聞10月12日
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ロード学まなブイ勉強も受験もバッチリ!聞き取る力を訓練中単語の一部を糸口に(第三種郵便物認可)242014年(平成26年)10月12日学習山本ルンルン作う~んWilliamDunbar英訳双子のイチコとニコは、実験の失敗でぬいぐるみのモッコと合体してしまった発明家のパパと暮らしています。パパと、双子の毎日をつづる英語まんがです。へー…はずんで!パパモッコはずんで!パパモッコははずずんんでで!!パパパパモモッッココ7コマ目にあるように、「What+a(an)+形容詞+名詞(+主語+動詞)!」を使い、強い感情を表現することができます。最後の主語と動詞は省略されることもあります。“Whatabeautifulflower(thisis)!”(何て美しい花なのでしょう!)Ican'tsleepatall.Well,then,I'lllendyouthisbook.Whatagreatbook!!Hmm...Eh?Ohh...(グゥ…)(ハッ)すごい本だねコレ!!え?全然眠れないよーっじゃあ、この本貸してあげる先月は個人旅行でアメリカのニューヨークに行き、テニにしこりけいスの全米オープンで錦織圭選手の試合を観戦しました。海外に行くのはすごく久しぶり。英語はまだまだダメだなぁと思いました。無理やり意思の疎通はできるんですけど、もっとクリアにわかったらすっきりするのになあ、と。いい刺激になりました。英語の発音の本やCDを使って、時間を見つけて練習してはいるんですが、これからまたがんばります。目標は、まずは聞き取れるようになること。どんな種類のなまりでも、ある程度のスピードのものを聞き取れるようになりたいです。ニュースも英語で聞き取れたらすてきだなと思います。そのためには単語の理解もいる。自分の発音もスムーズに!……目標が高すぎるかな(笑)。今思うと、学校で習う英語もすごく大事だと思います。話したいと思った時にも、文法や読解、知識が基礎になりますから。何事も継続や蓄積が大事。いやいやながらも学生時代にコツコツやっていたことは良かったですね。単語はただ覚えるだけだとつらくなりますよね。大学受験の時に参考書で知ったのは、単語の一部分からイメージして関連づける方法です。たとえば「exit(出る、出口)」の「ex-」は「外へ」っていう意味があったり、「concert(コンサート)」の「con」は「いっしょ」って意味があったりする。知らない単語があったときも「con」がつくと、「みんなで集まって何かするものなのかな」ってイメージがわきます。こういう意味は助けになるし、おもしろいですよね。中学生や高校生のみなさんは、教室での勉強だけじゃなく、外に出ていろんな体験や経験をするといいと思います。山や海に行く、何かに参加する、人と出会う。遊びだっていい。英語でも歴史でも、授業で習ったことと体験が「あ、つながるな」と感じるとただの知識じゃなくて、知性に昇華される気がします。そうすると、より自分の力になっていくんじゃないかな。高校までは英語が苦手だったという菊川怜さん。20代になってから「英語でもっと話したい、聞き取れるようになりたい」と思った時、高校生までの積み重ねが役立ったと話します。(聞き手・岩本尚子)学校の勉強と経験がつながる私と英語1978年、埼玉県生まれ。東京大学工学部建築学科卒業。フジテレビ系「とくダネ!」キャスター。(撮影・菊池康全)㊦(キャスター・女優)きくかわれい菊川怜さん

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