2018夏休み特集号
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おとなつた大人にすぐ伝えるたいおんちうせつ体温をうまく調節こうどうききかいひ7行動で危機回避きうけいとめやす休憩を取る目安もなつやすたのすねちうしうがいしつさき夏休みを楽しく過ごせるように熱中症や外出先でみまもちしきみちういてん身を守るための知識を身につけましう注意点をまとあさしうきじふたたしうかいこうせいまえだなつこめた朝小の記事を再び紹介します︵構成・前田奈津子︶ねちうしうあつたいおん熱中症は暑さで体温があたいよう上がるとかかります太陽てばしおんどが照りつける場所や温度・しつどたかしつない湿度の高い室内にいるときなどにめまいやけいれんずつうけしうじう頭痛はき気などの症状をひおじうしう引き起こします重症にないしきなると意識がなくなり亡くなることもありますたいおんけんきうおお体温の研究をしている大さかこくさいだいがくいのうえよしみつ阪国際大学の井上芳光さんしうがくせいこは﹁小学生くらいまでの子ねちうしうは熱中症になりやすい﹂といいますにんげんたいないねつ人間は体内に熱がたまけつえきつかひふひうると血液を使て皮膚の表めんねつはこあせ面に熱を運んだり汗をかからだそとねついたりして体の外へ熱をたいおんちうせつにがすことで体温を調節していますこかんせんあせしかし子どもは汗腺︵汗だたいおんちうせつきを出して体温を調節する器かんじうぶんはたつ官︶が十分に発達していなかんせんでいため一つの汗腺から出あせりうすくる汗の量が少ないといいまこおとなすそのため子どもは大人おおけつえきひふひうより多くの血液を皮膚の表めんおくすくあせおぎな面に送て少ない汗を補あつじきています暑くない時期はほうほうおとなおなていこの方法で大人と同じ程どからだねつ度体の熱をにがすことがきおんどできますが気温が35度をあつあせじうこえる暑さになると汗の蒸はつからだねつ発でしか体の熱をにがせなこくなりますだから子どもたいおんたかねの体温はより高くなり熱ちうしう中症にかかりやすくなりますこたいじうまた子どもは体重のわからだひうめんせきおおりに体の表面積が大きくねつと熱を取りこみやすいのでえんてんかたいおんあ炎天下ではさらに体温が上いのうえがりやすいのです井上さこかおまかんは﹁子どもが顔を真赤あせにして汗をかいているときたいおんあは体温がかなり上がてしうがくせいいます小学生のみなさんあつずつうは暑いなかでめまい頭痛けかんおとなはき気などを感じたら大人つたからだひにすぐに伝えて体を冷やしちすなどの処置をしてもらはなてください﹂と話しますねちうしう熱中症にならないためにたいおんちうせつからだ体温をうまく調節できる体ひつようきおんづくりが必要です気温にちういそとあそ注意しながら外で遊びまあせしう汗をかきやすくなたいおんちうせつると体温の調節がうまくできるようになるそうでばしすエアコンがきいた場所まいにちなつあつひに毎日いて夏の暑い日にきうそとでたいおんちうせつ急に外に出ると体温を調節きのうおする機能は追いつきませすいみんじうぶんえいん睡眠を十分にとる栄ようしくじ養のバランスがとれた食事だいじをすることも大事ですで出かけるときはぼうしをちくしにこうかぶり直射日光をさけすいぶん水分をこまめにとることもよぼう予防になりますこあんぜん子どもの安全についてのけんきうエヌピオほうじん研究をしているNPO法人たいけんがたあんぜんきういくしえんきこう﹁体験型安全教育支援機構﹂だいひうりじきよながなほ代表理事の清永奈穂さんがいしつちういてんに外出するときの注意点きを聞きましたはんざいし﹁犯罪者が﹃やりやすい﹄おもはんざいと思えば犯罪はいつでもおかんがどこでも起こる﹂と考えてきけん危険をさけるためにできることをしてほしいですならごとばしじく習い事をする場所や塾まみちほごしおとなでの道を保護者など大人あるきといしに歩く木があまわみて周りから見えにくいあやばし空き家があるといた場所ちかには近づかないようにしとおまわみせがいます遠回りでも店や街とうつづみちとお灯が続いている道を通りましうひといかえおうちの人と行き帰りのみちき道を決めておきますただひとしあやしい人がいたときさいがいおそなや災害が起きたときに備とおみちきえて2通りの道を決めておくことをすすめますみまもこうどうおぼ身を守るための行動を覚えましうひとみはしるあやしい人を見にかけたら逃げる20メトいじうおもきはしル以上思い切り走りますおおごえださけぶ大声を出す﹁キたす﹂﹁助けて﹂などどんなことば言葉でもかまいませんここえでわくて声が出ないときはぼうはんつか防犯ブザを使いますあるみる歩くときは20メまえみひとトル前を見てあやしい人みちかを見かけたら近づかないようにしてくださいおとびこむ追いかけられちかいえみせとたら近くの家や店に飛びふだんきんじひとこむ普段から近所の人にあいさつをしましううしかみつく後ろからだきあいてゆびさきつかれたら相手の指先やてくび手首をねらてかみついてに逃げましうはきりとことわるかあか﹁お母さんの代わりにむかこええにきた﹂などと声をかけいられても﹁行きません﹂ひとたし﹁おうちの人に確かめます﹂ばとことわてその場をはなれますともたすともお友だちを助けよう友こえこまだちが声をかけられて困ているようだたら10メばしトルほどはなれた場所から﹁どうしたの?﹂﹁だいじこえうぶ?﹂と声をかけますあぶおもまわ危ないと思たら周りのひとたすもと人に助けを求めましう◇しうかいこうどうも紹介した七つの行動の文じくあ字を組み合わせて﹁ハサミ︵はさみ︶とカミ︵かみ︶ともおぼおとなはお友だち﹂と覚えて大人たしあぶと確かめてください﹁危かんちからみないと感じる力﹂を身につたいせつけることが大切ですひとめはんざいし人の目があると犯罪者ちかひは近づきにくいです日ごひとろから﹁ついてくる人がいこえた﹂﹁声をかけられた﹂などじぶんともき自分や友だちのことで気になることがあたらおうひとつたちの人に伝えてくださいにほんきしうきうかいとうきうとと日本気象協会︵東京都豊しまくねちうしうちうい島区︶は熱中症への注意をよもくてき呼びかける目的でパソコきけんンやスマトフンで危険どしんだん度を診断できるサビスねちうしう﹁熱中症セルフチク﹂おこながぞうを行ています!画像ねちうしう﹁熱中症セルフチク﹂こうもくなかのウブサイトの項目の中ねんだいじぶんいまなにから年代や自分が今何をばししつしているかいる場所︵室ないしつおんしつど内なら室温や湿度︶などをにうりくしんだんけか入力していくと診断結果ひうじが表示されますかんきうじかんすその環境で1時間過ごしきけんどエゆたときの危険度が﹁A油だんきんもつビじうぶんちういシ断禁物﹂﹁B十分注意﹂﹁Cきけんデきけん危険﹂﹁Dかなり危険﹂だんかいひうじうしなの4段階で表示され失わすいぶんりうきうけいとめれる水分量休憩を取る目やすしめ安も示されます◇︵2018年5月18日付の紙面から︶ひとみ﹁あやしい人﹂を見かけようじんひつようたら用心が必要ですでひともどんな人が﹁あやしい﹂のでしうかきよながこうしつと清永さんが講師を務めるたいけんがたあんぜんきうしつ﹁体験型安全教室﹂が5月とうきうとすぎなみくりつすぎなみ27日東京都杉並区立杉並だいしうひらこ第六小で開かれました子ほごしくみやくにんどもと保護者34組約80人さんかきよながが参加し清永さんはカつかひととくドを使てあやしい人の特ちうせつめい徴を説明しました﹁しつこくなにかとはなひとしかけてくる人﹂﹁りゆうもないのにちかづいてくるひとみち人﹂﹁あなたがくるのを道のはしでじとみつめていひとる人﹂﹁いつでもどこまでもいつまでもついてくひとる人﹂﹁あなたがくるのをひとじとまている人﹂﹁こひとあういう人に会たら﹃んちうい﹄と注意﹂もじいちぶそれぞれの文字の一部をくあ組み合わせて﹁はちみつじおぼまん﹂と覚えてほしいといいますはんざいしやくまた犯罪者は約20メトルはなれたところからねはんざいらうとされています犯罪しお者に追いかけるのをあきらさいていめさせるのも最低20メひつようトルはなれることが必要さんかしです参加者は20メトルおもきはしにほどを思い切り走て逃げれんしうる練習をしましたちういはんざいし注意していても犯罪者につかまてしまうこともありますつかまれたらかじみつくほかにおしりを地めんあいて面につけて相手のすねをめあし目がけて足をじたばたすにきかいることも逃げる機会をつくこうかてきるのに効果的といいます︵2018年2月13日付6月5日付の紙面から︶特6きけんちから危険をさける力をつけるこからだねつ子どもの体は熱がこもる2018年(平成30年)7月6日金曜日朝日小学生新聞き気をつけてはちみつじまん相手のすねを目がけて足をじたばたする練習=5月27日、東京都杉並区にほんきしょうきょうかい日本気象協会4段階でセルフチクだんかい4段階でセルフチクwww.netsuzero.jp/selfcheck(第三種郵便物認可)どちらもイラスト・すぎうらあきらねっちゅうしょうひとちゅうい熱熱中中症症やああややししいい人人に注注意意なつやすあんぜんす夏休みを安全に過ごそう夏休み特集しゅうとくなつやすおとなつた大人にすぐ伝えるたいおんちうせつ体温をうまく調節こうどうききかいひ7行動で危機回避きうけいとめやす休憩を取る目安も夏休みを楽しく過ごせるように熱中症や外出先で身を守るための知識を身につけましう注意点をまとめた朝小の記事を再び紹介します︵構成・前田奈津子︶熱中症は暑さで体温が上がるとかかります太陽が照りつける場所や温度・湿度の高い室内にいるときなどにめまいやけいれん頭痛はき気などの症状を引き起こします重症になると意識がなくなり亡くなることもあります体温の研究をしている大阪国際大学の井上芳光さんは﹁小学生くらいまでの子は熱中症になりやすい﹂といいます人間は体内に熱がたまると血液を使て皮膚の表面に熱を運んだり汗をかいたりして体の外へ熱をにがすことで体温を調節していますしかし子どもは汗腺︵汗を出して体温を調節する器官︶が十分に発達していないため一つの汗腺から出る汗の量が少ないといいますそのため子どもは大人より多くの血液を皮膚の表面に送て少ない汗を補ています暑くない時期はこの方法で大人と同じ程度体の熱をにがすことができますが気温が35度をこえる暑さになると汗の蒸発でしか体の熱をにがせなくなりますだから子どもの体温はより高くなり熱中症にかかりやすくなりますまた子どもは体重のわりに体の表面積が大きく熱を取りこみやすいので炎天下ではさらに体温が上がりやすいのです井上さんは﹁子どもが顔を真赤にして汗をかいているときは体温がかなり上がています小学生のみなさんは暑いなかでめまい頭痛はき気などを感じたら大人にすぐに伝えて体を冷やすなどの処置をしてもらてください﹂と話します熱中症にならないために体温をうまく調節できる体づくりが必要です気温に注意しながら外で遊びましう汗をかきやすくなると体温の調節がうまくできるようになるそうですエアコンがきいた場所に毎日いて夏の暑い日に急に外に出ると体温を調節する機能は追いつきません睡眠を十分にとる栄養のバランスがとれた食事をすることも大事です出かけるときはぼうしをかぶり直射日光をさけ水分をこまめにとることも予防になります子どもの安全についての研究をしているNPO法人﹁体験型安全教育支援機構﹂代表理事の清永奈穂さんに外出するときの注意点を聞きました﹁犯罪者が﹃やりやすい﹄と思えば犯罪はいつでもどこでも起こる﹂と考えて危険をさけるためにできることをしてほしいです習い事をする場所や塾までの道を保護者など大人といしに歩く木があて周りから見えにくい空き家があるといた場所には近づかないようにします遠回りでも店や街灯が続いている道を通りましうおうちの人と行き帰りの道を決めておきますただしあやしい人がいたときや災害が起きたときに備えて2通りの道を決めておくことをすすめます身を守るための行動を覚えましうはしるあやしい人を見かけたら逃げる20メトル以上思い切り走りますさけぶ大声を出す﹁キ﹂﹁助けて﹂などどんな言葉でもかまいませんこわくて声が出ないときは防犯ブザを使いますみる歩くときは20メトル前を見てあやしい人を見かけたら近づかないようにしてくださいとびこむ追いかけられたら近くの家や店に飛びこむ普段から近所の人にあいさつをしましうかみつく後ろからだきつかれたら相手の指先や手首をねらてかみついて逃げましうはきりとことわる﹁お母さんの代わりにむかえにきた﹂などと声をかけられても﹁行きません﹂﹁おうちの人に確かめます﹂とことわてその場をはなれますお友だちを助けよう友だちが声をかけられて困ているようだたら10メトルほどはなれた場所から﹁どうしたの?﹂﹁だいじうぶ?﹂と声をかけます危ないと思たら周りの人に助けを求めましう◇紹介した七つの行動の文字を組み合わせて﹁ハサミ︵はさみ︶とカミ︵かみ︶はお友だち﹂と覚えて大人と確かめてください﹁危ないと感じる力﹂を身につけることが大切です人の目があると犯罪者は近づきにくいです日ごろから﹁ついてくる人がいた﹂﹁声をかけられた﹂など自分や友だちのことで気になることがあたらおうちの人に伝えてください日本気象協会︵東京都豊島区︶は熱中症への注意を呼びかける目的でパソコンやスマトフンで危険度を診断できるサビス﹁熱中症セルフチク﹂を行ています!画像﹁熱中症セルフチク﹂のウブサイトの項目の中から年代や自分が今何をしているかいる場所︵室内なら室温や湿度︶などを入力していくと診断結果が表示されますその環境で1時間過ごしたときの危険度が﹁A油断禁物﹂﹁B十分注意﹂﹁C危険﹂﹁Dかなり危険﹂の4段階で表示され失われる水分量休憩を取る目安も示されます◇︵2018年5月18日付の紙面から︶﹁あやしい人﹂を見かけたら用心が必要ですでもどんな人が﹁あやしい﹂のでしうか清永さんが講師を務める﹁体験型安全教室﹂が5月27日東京都杉並区立杉並第六小で開かれました子どもと保護者34組約80人が参加し清永さんはカドを使てあやしい人の特徴を説明しました﹁しつこくなにかとはなしかけてくる人﹂﹁りゆうもないのにちかづいてくる人﹂﹁あなたがくるのを道のはしでじとみつめている人﹂﹁いつでもどこまでもいつまでもついてくる人﹂﹁あなたがくるのをじとまている人﹂﹁こういう人に会たら﹃ん﹄と注意﹂それぞれの文字の一部を組み合わせて﹁はちみつじまん﹂と覚えてほしいといいますまた犯罪者は約20メトルはなれたところからねらうとされています犯罪者に追いかけるのをあきらめさせるのも最低20メトルはなれることが必要です参加者は20メトルほどを思い切り走て逃げる練習をしました注意していても犯罪者につかまてしまうこともありますつかまれたらかみつくほかにおしりを地面につけて相手のすねを目がけて足をじたばたすることも逃げる機会をつくるのに効果的といいます︵2018年2月13日付6月5日付の紙面から︶特6きけんちから危険をさける力をつけるこからだねつ子どもの体は熱がこもる2018年(平成30年)7月6日金曜日朝日小学生新聞き気をつけてはちみつじまん相手のすねを目がけて足をじたばたする練習=5月27日、東京都杉並区にほんきしょうきょうかい日本気象協会4段階でセルフチクだんかい4段階でセルフチクwww.netsuzero.jp/selfcheck(第三種郵便物認可)どちらもイラスト・すぎうらあきらねっちゅうしょうひとちゅうい熱熱中中症症やああややししいい人人に注注意意なつやすあんぜんす夏休みを安全に過ごそう夏休み特集しゅうとくなつやす

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