朝日小学生新聞 毎日発行 月ぎめ1,720円 ブランケット版(8ページ) 朝日小学生新聞

学校さんぽ

札幌市西区・手稲東小

場所 

 札幌市西区西野の中央部にあります。

 

あゆみ

 北海道で最も歴史のある小学校のひとつ。1872(明治5)年、三木勉という人が開いた「時習館」が始まりです。「学びて時にこれを習う。また説ばしからずや」(論語)が建学の精神になっています。

 

児童数

 550人。校長は松井光一先生。「A(挨拶)K(感謝)E(笑顔)の花あふれる子どもたち。チームスマイル プラス ワン」を目指しています。

 

校舎

 教室はオープンスペース。各教室の前にはワークスペースがあります。エレベーターもあり、給食運搬をはじめ大活躍です。地域開放図書館「らぽーる」は40人ほどのボランティアさんが本の貸し出しをはじめ読み聞かせ、青空紙芝居、工作教室など楽しいイベントを行っています。太陽光パネルで発電し、図書館前や昔の資料コーナーには光ケーブルで太陽光を届けています。ミニ児童会館もあります。

 

「合い」の創造

 心豊かに学び合う子ども、共に高め合う子どもになろうと、「『合い』が生まれる学習」に取り組んでいます。「自分の言葉で豊かに伝え合い、言葉の力を高める国語」や「『あい』から生まれる『たのC』算数」「よりよい日常生活をつくる基礎を育てる学習」などです。昨年10月にはたくさんの先生を迎え、「教育実践発表会」を開き、全学級の授業を公開しました。

 

ふれあい活動 

 全校で学年を超えた交流をしています。運動会では全校で「よさこいソーラン」を演じます。春から始まる練習は6年生と1年生、5年生と3年生、4年生と2年生が、それぞれ師匠と弟子の関係になり、踊りを伝えていきます。ほかにも「ふれあい遠足」「ふれあい給食」「ふれあい遊び」などに学年を超えて取り組んでいます。活動後には交流カードを書き、学校中が「仲良し」になっていきます。

 

現代の時習館

 140年前、手稲東小の前身、時習館は地域に支えられました。現在も地域の人たちと共に学ぶ場を大切にしています。夏休みと冬休みにはそれぞれ3日間、地域の人たちや退職した先生などが講師となり、「学びの場 時習館」を開きます。地域の人たちといっしょに行うミニバレーボール大会は「体を動かす場 時習館」です。

 

 

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