朝日小学生新聞 朝日中高生新聞 デジタル for School
活用事例
学校名 和歌山県橋本市立橋本小学校
利用学年 6学年・特別支援学級
学校の教育目標に「心やさしく、よく学び、たくましく生きる子の育成」を掲げる同校に1月下旬、GIGAスクールによる約280台のタブレットPCが納品され、1人1台環境が整った。現在も教員研修を積み重ね、ICTリテラシーを高めながら試行錯誤している段階だ。
橋本市内の小・中学校には、新聞各社の協力で、小学校は4年生以上・中学校全学級に一般紙が1部ずつ配布されている。教頭の北村美紀先生は「教壇に立っていた時から、新聞スクラップなどに取り組み、効果を実感してきた」と話す。一方で「一般紙は、小学生には難易度が高いところがある。子ども新聞があればより良いと考えていた」と指摘する。そこで、今年度からは「朝日小学生新聞 デジタル for School」と併用。どのように活用しているのだろうか。
同サービスは、端末で記事を閲覧できるだけでなく、紙で印刷することもできる。その機能を使っているのが同校の特徴だ。6年生の特別支援学級では、週1回程度、朝学習で新聞を使った取り組みをしている。
担任の中谷美帆先生が、朝小から記事を選ぶ。児童の学力や好みは異なるため、少人数学級の利点を活かし、字数が短く読みやすい記事など、先生がオーダーメイドで個々に選んだ記事を読む。大事な言葉やより深く知りたいポイントには線を引く。感想や意見を紙面の余白に書き込む。児童と先生の1対1の関係だけでなく、他の特別支援学級の児童にも記事を読んでもらい、合同授業の際に意見を交換させたりしている。
朝学習で取り組んだ作品=同校提供
また、既存のスクラップシートを活用し、記事を切り貼りし、わかったことや感想を書き込んだり、意味を調べたりする新聞スクラップにも取り組むこともある。
新聞スクラップの作品=同校提供
新聞を介した丁寧な対話によって、子どもたちは「自分は〇〇だと思う」と意見を述べられるようになってきたという。中谷先生は「社会を構成する一員として、新聞を通じて時事的な会話が増えた」と話す。北村先生は「初めは文章が読めない子でも、続けていけば読めるようになります。継続することが大事」と語った。(2021年2月)
橋本市立橋本小学校
http://www10.schoolweb.ne.jp/weblog/index.php?id=hashimoto04
お問い合わせ
資料請求、無料体験、お見積りなど、下記のフォームからお問い合わせください。
https://asagaku.com/digital_contact.html
朝日学生新聞社 デジタルコンテンツ部
メール : digital@asagaku.co.jp
電話 : 03-3545-2390(土日祝除く、午前10時~午後5時)
※在宅勤務体制のため、お問い合わせフォームもしくはメールのご連絡がスムーズです。