【人口】
83万5202人(2008年5月1日推計)
【面積】
149.99平方キロ
【政令指定都市になった年】
2006年
【自然と気候】
南東部は丘陵地、大阪湾に面する西側の臨海地域は埋め立て地。北西部の平野には大和川と石津川が流れます。温暖で、夏は都市化によるヒートアイランド現象(郊外に比べ市街地の気温が高くなる)が見られます。
【技術・文化の発信地】
室町時代後期〜江戸時代初期に環濠都市(周りに堀をめぐらした都市)として発展。中国など海外との貿易をさかんに行いました。堺の職人や商人はさまざまな技術や文化をとり入れ、多くのものを全国に広めました。たばこ包丁=写真1は職人が包丁をつくるようす=、かさ、三味線、鉄砲づくりの技術を生かした自転車などがあります。
【堺市といえば】
百舌鳥古墳群 4世紀末〜6世紀後半に112基の古墳がつくられ、現在は47基残っています。前方後円墳(前方が四角く後方が円形の墓)の仁徳天皇陵=写真2=は、長さ486メートルで世界最長の古墳。古墳群の世界文化遺産登録をめざした取り組みが進められています。
千利休(1522年〜91年) 戦国時代、安土桃山時代の茶人。堺の裕福な町家に生まれました。豊臣秀吉につかえ、茶道を大成しました。
臨海工業地帯 昭和30年代にでき、重工業を中心に発展。液晶テレビ用パネル・太陽電池では世界最大規模となる工場の建設が進んでいます=写真3、1月18日撮影。
【最近の話題】
環境や人にやさしい次世代型路面電車(LRT)の導入を、市が進めています。今年4月、南海高野線堺東駅から臨海部まで全長6.9キロを約30分で結ぶルートをつくることを発表しました。