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夏休みの宿題で、新聞を活用した子も多いのではないでしょうか。神奈川県藤沢市明治小の6年3組は、記事を読んで感じたことを作文にしました。東日本大震災に関する記事やスポーツ記事など、選んだ記事は人それぞれ。感想を発表して意見交換する授業を見せてもらいました。
文章に表現し広げる関心 「川でおぼれている人がいる。あなたがジャーナリストだったら、助けるか? カメラを回すか?」。鈴木彩美さんが選んだのは、こんな問いかけから始まる東日本大震災の報道姿勢について考えたコラムです。「わたしは、災害にあったら人を助けられる大人になりたい」と鈴木さん。カメラを回すことより、人の命を優先したいといいます。 そこで、担任の織田宗之先生からクラス全体に同じ質問が投げかけられました。「どっちだろう」「やっぱり命が一番だよ」。いろんな声が飛び交います。服部桜さんは「出来事を多くの人に伝えることで、もっとたくさんの人を救えるかもしれない」という理由で、カメラを回す方を選びました。 東日本大震災では、一般の人も携帯電話やデジタルカメラで津波のようすなどを撮影しました。「突然あんな災害にあって、それでも記録しなければならないと思ったのは、どんな気持ちだったのでしょう」と織田先生。佐藤玲花さんは震災に関する映像や写真を目にするうちに「決して忘れてはいけない」と感じるようになったといいます。一つのコラムをきっかけに、クラスでの話し合いに発展しました。 6年3組は夏休み中、地元の神奈川新聞から気になった記事やコラムを選んで、それぞれの考えを400字詰め原稿用紙3枚以内にまとめました。 動物が好きな臼井さんが気になったのは、8月にアメリカ東部をおそった地震の直前に動物が異常行動を示したという記事です。「写真のオランウータンがかわいくて、読んでみたら面白かった」と臼井さん。記事を読んで、東日本大震災でも動物が地震を察知して普段とちがうことをしたのかが気になるようになったといいます。「研究が進んで、いつか動物が出したサインによって地震の被害を少なくできたらいいな。関連記事を集めていきたいです」
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2011年9月14日付 |
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実際の紙面ではすべての漢字に読みがながついています。 |