先生方へ 授業での活用方法

朝小の読み方④

開けば広がる趣味の世界

本や音楽、見方も変わるよ

毎週土曜の「ドキドキ書店へようこそ」には、読者代表の「子ども書評委員」が、お気に入りの本を紹介するコーナーがあります。

福住朱海さん(東京都・5年)は昨年度の子ども書評委員として、これまでに数回、書評が掲載されました。
「書評を書くためには、何度も読み返して『おすすめポイント』を探します。一度読んだだけでは気付かなかったおもしろさが見つかります」
ほかの子が紹介した宗田理さんの『ぼくらの七日間戦争』の書評を読んで、「ぼくら」シリーズのファンにもなりました。
紙面の企画にも参加して、去年七月に人気作品『電車で行こう!』の著者、豊田巧さんにインタビューしました。「豊田さんの電車の話がおもしろくて。取材後、シリーズの続編も読みました」

3月に始まった連載「齋藤孝のゼッタイこれだけ!名作教室」(毎週水曜)にも注目。明治大学教授の齋藤さんが、新美南吉の『ごんぎつね』などを教材に読解のポイントを紹介するコーナーです。「ふだん読んでいる本とはちょっとちがう、昔の名作が紹介されているので新鮮。読書の幅が広がります」

俳句が好きな渡辺くん(奈良県・3年)は「みんなで俳句」(隔週水曜)に、1年生のときから作品を寄せています。
花や虫などの自然をうたった句など、これまでに約30作品がのりました。
選者の先生からのコメントは、大事なヒントになります。「季語の使い方などをほめられるとうれしい。そこから、アイデアも広がります」
これからも投稿を続けて「一つの情景から、いろんな句をよめるようになりたいです」。

ほかにも、音楽が好きな人にはオーケストラについて解説する「おのふじ オーケストラの時間」(毎週水曜)、英語に親しみたい人には「おしゃべりイングリッシュ」(毎週金曜)など、いろんなジャンルがあります。

朝小の松村康史編集長から一言

新聞を開くと、ふとしたところから、自分が好きなことが見つかることがあります。読書でも音楽でも何でも、好きな世界を広げていってください。

2012年4月24日付
実際の紙面ではすべての漢字に読みがながついています。


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