4年生の国語の教科書の多くが「新聞作り」を取り上げています。委員会や班などで新聞を作るコツを6回にわたって紹介します。自由研究で調べたことを新聞にまとめるなど、夏休みの宿題にも役立ててください。
「おもしろいな」「すごいな」「不思議だな」と思ったできごとは、友だちや先生、家族など、周りのみんなに伝えたくなりますね。そんなとき、新聞はとても便利です。文章と写真・イラストでうったえることができるうえ、印刷すれば同じ内容をたくさんの人に伝えられるからです。
新聞ができるまでの流れを紹介します。
どんな新聞を作るか考えます。学校の委員会で作るなら、学校行事や地域のできごとなど、全校のみんなが読める記事を書きます。学級新聞なら授業のこと、学級で飼っている生き物のことなどでもいいでしょう。「修学旅行新聞」など、ひとつのテーマにしぼってもいいのです。
書きたい記事の内容について、本などで調べたり、よく知っている人から話を聞いたりすることを「取材」といいます。写真を撮ることもあります。
まず下書きをします。読む人にきちんと伝わるように、読みやすい文章で、正確な内容を書くことが大切です。下書きは、先生や友だちに読んでもらうといいでしょう。
イラスト・ふじわらのりこ
見出し、記事、写真をどの位置に置くか考えて、新聞の形に整えます。一番伝えたい記事を、一番目立つ場所に置くのがふつうです。記事の下書きをもとに、どの記事を何文字で書くか決定し、レイアウトをした紙にていねいに清書します。
配りたい人数分をコピーします。学校や学級のみんなだけでなく、家族や地域の人、取材に協力してくれた人にも配るといいでしょう。
次回から、新聞の作り方をくわしく紹介します。
2012年6月5日付
実際の紙面ではすべての漢字に読みがながついています。