先生方へ 授業での活用方法

新聞を作ろう③

「聞きたいこと」調べて取材

新聞で取り上げる内容が決まったら、いよいよ取材です。取材の約束をして、事前の準備を整えてから、インタビューに出かけます。ノートとペンを忘れずに持ちましょう。

①アポイントをとる

取材したい人に連絡して、インタビューに答えてもらう日時の約束をすることを「アポイント(予約)をとる」といいます。学校の先生などふだんよく会う人なら直接話し、地域の人や市役所などの場合は電話をかけるのがいいでしょう。
アポイントをとるときは、自分の学校名と名前、どんな新聞をつくるか、そのためにどんな話を聞かせてほしいかを相手に伝えます。あらかじめメモにまとめ、先生やおうちの人に確認してもらうといいでしょう。約束の日時と場所をメモしておくために、手元に紙とペンを忘れずに。

イラスト・ふじわらのりこ

イラスト・ふじわらのりこ

②インタビューの準備

聞きたい質問を、あらかじめ考えて、ノートに書いておきます。その際、自分で調べられることは本やインターネットで調べておきます。調べるうちに、質問したい内容が具体的になります。

③おくれずていねいに

時間におくれずに行きます。ノートとペン、写真を撮るときにはカメラも持ちます。朝小の記者は、名刺、録音するためのICレコーダー、新聞の見本なども持っていきます。
あいさつと自己紹介、取材の目的を伝えてから質問します。わからないことは、「もう一度教えてください」「もう少しくわしく教えてください」と聞きましょう。あやふやにしておくと、記事でまちがったことを書いてしまうおそれがあるからです。取材相手の人の名前や年齢、肩書(校長先生、町内会長さんなど)も正確に聞きます。
相手がだれであっても、ていねいに接することが大切です。

わたしたちの工夫

朝小の昨年度の学校新聞コンクールで文部科学大臣賞を受賞した山形県酒田市 山形さん(6年)
インタビューでは、相手に自分自身の気持ちを答えてもらえるような質問をします。たとえば1年生をむかえる行事「春祭り」の取材では、「春祭りは楽しかったですか」と質問すると「はい」しか答えてもらえないかもしれないので、「春祭りではどんな気持ちになりましたか」と質問しました。

次回は写真の撮り方などを紹介します。

2012年6月19日付
実際の紙面ではすべての漢字に読みがながついています。


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