いよいよ新聞作りの最終段階です。レイアウト(割り付け)をして、記事を清書し、完成させます。
新聞の題字、発行日、発行号数、発行者の名前を入れます。たて書き新聞の場合は右上、横書き新聞の場合は上に置くのがふつうです。
一番上に大きく載せる記事のことを「トップ」または「メーン」記事といいます。その号で一番の大きなニュースは何か、編集会議で話し合って決めましょう。
文章のほかに大きく太く書かれている言葉を「見出し」といいます。記事の内容がすぐにわかり、新聞をぱっと見たときに「この記事を読んでみたいな」と思わせる短い言葉を考えましょう。
学校・学級新聞や個人新聞では、見出しの文字を手描きの「レタリング」にすることもよくあります。活字では難しい、オリジナルなデザインに挑戦するのもいいでしょう。
記事や写真、グラフなどを紙面のどの位置に置くかを考えます。トップ(メーン)の場所を決めてから、左や下に二番目に伝えたい記事、線で囲んだ「囲み記事」などを配置します。
朝小の紙面や、朝小の学校新聞コンクール入選作(毎月下旬に掲載)もお手本にしてください。
イラスト・ふじわらのりこ
レイアウトをしたスペースに何文字書けるか計算してから、下書きをもとに記事を清書します。
写真や絵には、説明文をつけます。
リード(前文)や本文の最後に、記事を書いた人の名前を入れる場合があります。「署名を入れる」といいます。記事のほか、写真を撮った人、絵を描いた人、見出しのレタリングをした人などの名前も入れるといいでしょう。
朝小の昨年度の学校新聞コンクールで文部科学大臣賞を受賞した山形県酒田市・山形さん(6年)
見出しは見やすいように、「太い・濃い・大きい」の3つの「い」を大切にしています。文字に模様をつけたりするのが楽しいです。
(「新聞を作ろう」は今回で終わりです)
2012年7月12日付
実際の紙面ではすべての漢字に読みがながついています。