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5月1日から、まんが「はずんで!パパモッコ」の連載が始まります!
舞台はどこか遠くにあるポケット村のきのこのおうち。ふたごのきょうだいイチコとニコは、発明家のお父さんとぬいぐるみのモッコちゃんと楽しく暮らしていました。お父さんが生み出すおもしろい発明品、対照的な性格のイチコとニコが巻き起こす物語が、はば広い世代から人気のまんがです。
作者は、カラフルでおしゃれな絵柄とストーリーが人気の漫画家・山本ルンルンさん。
5月の連載で100話目をむかえるのを記念して、朝小リポーターがルンルンさんにインタビューしたようすを紹介します。
朝日小学生新聞2021年4月29日付
「発明品」は生活の中にヒント
「はずんで!パパモッコ」は、実験の失敗でぬいぐるみ姿になってしまった発明家のお父さん(モッコ博士)と、ふたごの姉妹、イチコとニコの日々をえがいた物語です。
今回、作者の山本ルンルンさんにインタビューをしたのは、パパモッコの大ファンだという、2人の朝小リポーターです。
「パパモッコ」は、モッコ博士が生みだす楽しい発明品の数々でお話を盛り上げます。リポーターが、パパモッコに登場する発明品をどうやって考えているのかたずねました。
「日常の生活の中で『こんなものがあったらいいのにな』と思うことをヒントにしています」とルンルンさん。趣味で集めているヨーロッパの民芸品などをながめながら「これが動いたらおもしろいかな」と考え、発明品のヒントにすることもあるそうです。
これまで登場した発明品の中で、特に好きなものはおなかで1日温めると「ペット」が誕生する「マイ・エッグ」と、三つの願いをかなえてくれる「モーキー」だそうです。
「アイデアがうかばない時はどうしていますか」という質問には、「本当に苦しい!」と言います。「アイデアをずっと考えていると頭がくたくたになってしまいます。むしろ、そういう時は散歩などしてリフレッシュするといいアイデアがうかびますね」
中学生からまんが雑誌に投稿
2人はルンルンさんの小学生の時のこともたずねました。小さい時からまんが好きだったルンルンさん。特に、「ドラえもん」が大好きで、今でも読み返しているそうです。
小1の時に「まんが家になりたい」と思い始め、友だちといっしょにまんがをかいていました。中学生になると、まんが雑誌に投稿するようになりました。
「パパモッコの登場人物だと、だれに性格が似ていますか」という質問も出ました。「小学生の時はイチコのような活発な子どもでしたが、今はニコのように、家で本を読むことが好きです。自分の要素はイチコとニコにちりばめていますね」。
モッコ博士については、アイデアがうかばなくてうろうろしている姿は「私自身です」と笑います。
パパモッコにはさまざまな個性的なキャラクターが登場します。ルンルンさんは「登場人物には完ぺきな人はいません。いい人じゃなかったり、クセが強かったりする人もいます。お話を通して『こんな人がいてもいいんだな』と思ってもらえたらうれしいです」と話します。
朝小で2012年に連載を開始し、5月で100話をむかえます。「これから先も新鮮な気持ちでかき続けていきたいと思います。みんなに、楽しんでもらえるようにがんばります!」
「はずんで!パパモッコ」1巻~14巻 好評発売中
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