こども記者30人がSDGsを学びました

2021.1.23

 第4回こども新聞サミットのこども記者30名が、1月23日にオンラインで開かれた「SDGs勉強会」に参加しました。こども記者たちが顔を合わせるのはこの日が初めてで、みんな何だかうれしそうです。

この日の講師は、日本持続発展教育推進フォーラム理事の手島利夫(てじま・としお)先生。東京の2つの小学校で校長を務めた、SDGs教育の第一人者です。


「今日のテーマは『克服』です。克服というのは、困難をみんなで協力して乗り越えることです。私たち人類はこれまでにさまざまな困難を克服してきました。では、どんなことを克服してきたのか、考えてみてください。時間は1分です」。こども記者たちは、事前に配布されていたシートに一斉にサインペンで書き込みます。画面に描き終えたシートをこども記者に持って見せてもらうと「寒さ」「病気」「災害」などが書き込まれました。

こども記者たちは、さらに、これから人類が克服しなくてはいけない問題についても考え、特に重要だと思う問題と、それがSDGsの17つの目標の何番にあたるのかを一人ずつ発表しました。

「さすがは全国の新聞社から選ばれたこども記者の皆さんですね。様々な問題に気が付いているようです。でも、まだ気が付いていない問題もたくさんありますよ。一番大切なことは問題に気が付く力です。気が付くことがスタートです。それから皆さんが気付いたことについてしっかり学んで、自分の力で判断してください。いろいろな人の意見を聞いて、行動して人を動かすことができるようになってほしいです。世界で、そして日本でも社会問題について発言し、行動している少年少女がいます。子どもだからって遠慮はいりません。皆さんの力で世界をかえてください」という手島先生の言葉にこども記者たちは大きくうなずいていました

こども記者はこれからサミット本番まで、テーマごとに分かれて分科会を行います。

3月26日の本番が楽しみですね。