こども記者の勉強会が開かれました

2022.01.23

第5回こども新聞サミットのこども記者27名が、1月23日にオンラインで開かれた「SDGs勉強会」に参加しました。

この日の講師は、NHK Eテレのチーフ・プロデューサーの佐藤正和先生。佐藤先生の手がけた番組は、「ピタゴラスイッチ」や「シャキーン!」「デザインあ」「ノージーのひらめき工房」「Q~こどものための哲学」など多数。国内だけでなく、海外からも高い評価を受けています。皆さんも一度は見たことがあるのではないでしょうか。

大ヒットしたFoorin( フーリン)の「パプリカ」も佐藤先生が手掛けたそうです。SDGsをテーマにした番組「あお・きいろ」や「ひろがれ!いろとりどり」も担当されています。

最初に番組をどのように作っているのかお話ししていただきました。こどもたちの創造力を育むべく、「よく観て、よく感じ、よく考えること」をテーマにして番組を企画・制作されているそうです。映像や写真もあわせて説明してくれるので、こども記者たちは興味津々で、「どうやって出演者を決めるのですか?」「アイデアはどこから生まれてくるのですか?」次々に質問の声があがります。

SDGsの勉強会は、教材動画配信サービスNHK for School を使って行いました。NHK for schoolは約9,000本の動画を見ることができる、さながら映像の図書館です。17つあるSDGsの目標の1つをクリックすると、その番号に関連したクリップがズラーっとでてきます。SDGsのことを理解してもらうために二階堂ふみさんと神木龍之介さんが歌う「SDGsのうた」が紹介されたあと、みんなでSDGs14番目の目標「海の豊かさを守ろう」に関連する動画を数本鑑賞しました。映像は情報量がたくさんあるため、これまで知らなかったことや、海で起こっている問題がとても分かりやすく伝わります。

「今日学んだことを学校のみんなにも教えてあげたいです」「私の家の近くにも海があるので、ゴミを捨てる場所を意識したい」「もっと深く知りたいと思いました」とこども記者たちが感想を述べてくれました。

最後に、佐藤先生からこども記者へ宿題が出されました。「今日学んだことでもいいですし、自分が興味あるテーマでもいいので、学んだこと、気が付いたこと、感じたことを、ぜひカルタにしてみてください。すばらしい作品は3月25日のサミットで紹介します。もしかしたらテレビでも紹介するかもしれません」

こども記者はこれからサミット本番まで、テーマごとに分かれて取材や分科会を行います。