全国21社のこども新聞・紙面の小学生記者が集う第4回「こども新聞サミット」(主催:こども新聞サミット実行委員会 協賛・三菱商事、浜学園、ロボット科学教育 Crefus、マックでおもちゃリサイクル)が3月26日、オンラインで開かれました。テーマは「よりよい世界をつくるためには」。 参加したみんなで「正しく知って自分たちで行動し、発信し続ける!」という提言をまとめました。(記事:中塚慧)
今回のテーマは「持続可能な開発目標(SDGs)」にかかわります。北海道から沖縄県までの5、6年生32人がこども記者として参加。「SDGs× 国際協力」「SDGs× 多様性」「SDGs× 技術革新」「SDGs×環境」のグループに分かれ、去年から取材や話し合いをしてきました。
未来に向けたSDGsのために大切なことは3つ。
1つ目は知ること、2つ目は行動すること、3つ目は発信すること
世界にはたくさんの国があるが、それぞれの違いを理解しながら、
一人一人が個性を活かして平和のために何ができるかを考え、実行することが大切
世界に目を向けてSDGsの取り組みを広げ、みんなで持続可能な未来をイメージし、
一人一人の多様性を尊重する
環境にやさしい社会、平和な世界の実現に向けて、
新しい技術は愛と希望のため、地域のため、未来のまちづくりのため、
バトンにしてみんなの思いをつなぐため、自然のため、地球のすべての命のために使おう!
環境について知ろう。そして、行動しよう
朝日小学生新聞の代表、楠真奈さん(大阪府・5年)と小林聡真さん(神奈川県・6年)は「技術革新」チームに参加しました。楠さんは使い捨てカイロを再利用して水をきれいにする活動を、小林さんは神奈川県藤沢市 のスマートタウンを取材し、成果を発表しました。
2人ともサミットに参加して「意識が変わった」といいます。楠さんは取材後、学校の友だちと協力して集めた使い捨てカイロを寄付。「環境にいいことをしようと心がけるようになりました」。小林さんは、まちづくりに 興味を持つようになりました。「自分が住むまちも、長く住み続けられる、災害に強いまちにしていきたい」。
全国のこども記者たちの発表は刺激になったようです。楠さんは「『人種差別』など、もっと視野を広げてSDGsを考えていきたい」と話しています。