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  • 月ぎめ1,769(税込み)朝日小学生新聞

 朝中高サマースクールオンライン2021
  今を生きる知識伝える Zoomで配信
  全国から1千人参加

 Zoomを使ったライブ配信ワークショップイベント「朝中高サマースクールオンライン2021」(朝日学生新聞社主催)が7月17・18日、初めて開かれました。電子マネーなどの上手な使い方や、「伝える力」が身につく作文の書き方、生物学の視点から性の多様性を学ぶ3つの講座に、全国から約1千人が参加しました。


キャッシュレスの上手な使い方
株式会社クレディセゾン

 講師は、クレジットカードを発行している会社「クレディセゾン」の安部志桜里さんと佐藤有悟さん。現金を使わないキャッシュレスの仕組みや特徴、上手な活用法などをクイズも交えて教えてくれました。

 参加者はチャット機能を使い、買い物の時の支払い方法を書き込みました。現金のほか、電子マネーやQRコードといったキャッシュレス決済という答えもありました。

 日本で1年間に決済される金額のうち、キャッシュレス決済は約30%。政府は将来的に80%まで引き上げたい考えです。レジ業務などをなくすことで人手不足を解消し、現金の決済にかかるコストを削減するためといいます。

 キャッシュレス決済だと現金を持ち歩く必要がない、店側は売上管理が楽になるといったメリットを解説。デメリットも考え、自分に合った決済方法を選ぶことや、予算を決めてから本当に必要なものを買うことの大切さを学びました。

「読む力」と「伝える力」がぐっと身につく作文講座
博報堂教育財団

 指導したのは姉妹紙・朝日小学生新聞の人気コラム「大勢の中のあなたへ」を執筆していたコラムニスト、ひきたよしあきさんです。

 まず、成績を上げる勉強法を伝授。誰かに教えると、学んだことを確認できたり、自分が理解していないところが分かったりするほか、声に出すことで記憶に残りやすいと言います。自分に質問を出して答える「自問自答勉強法」も紹介。歩きながらすると効果的とアドバイスしました。

 文章の上達も人に教える勉強法と同じと言います。誰かにあてて書くことで、伝える力が身につけられると説明。自らもコンクールの審査員を務める「読書推せん文」に取り組むことを勧めます。

 うまい文章を書くには①短い文章を書く②文章の最後に変化をつける③音読する――。この3つを心がけることが大切と言います。最後に「自己肯定感が低いとか数学がきらいとか、自分でレッテルを張らないで」と、ひきたさんは話しました。

生物学ってこんなに面白い!
~性の多様性を学ぼう~
学習塾ヴェリタス

 ヴェリタスの生物学講師、佐久間海帆さんが、生物によって性が多様であることを伝えました。

 最初に、馬の写真を見て雌雄をどのように見分けるかを考えてみました。多くは生殖器で判断しますが、トリカヘチャタテという昆虫は外性器を持つのがメス、内性器のあるのがオス。雌雄が逆転しているようにみえます。実は生物学では、精子を作る個体がオス、卵(卵子)を作るのがメスと定義されているのです。

 続いて、哺乳類の雌雄は染色体によって決まることを解説。性染色体がXXならめす、XYならおすになります。この性の決まり方も生物によって異なります。ミツバチには性を決める染色体がなく、受精によって生まれるのがめす、卵のみから生まれたのがおす。ワニやカメは温度で雌雄が決まるものが多いことなどを説明しました。

 佐久間さんは「生き物の多様性を学ぶことで、人もそれぞれ個性が違うことに寛容であってほしい」と話しました。


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