朝日小学生新聞
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結城昌子の 遊んでアーティスト

 
 

 カミーユ・ピサロの「リンゴの収穫」(1888年)などを参考にして、ピサロに挑戦したよ。ピサロは、19世紀後半にフランスで活躍した画家。まずしかったけれど、モネやルノワールたちの印象派グループの一番年上の画家として、一人ひとりの意見をよく聞き、調整したという。それを証明するように、ピサロは第8回まで続いた展覧会すべてに作品を並べた、ただひとりの画家だ。1886年の最後の印象派展にスーラやシニャックといった点描の画家を参加させたのもピサロだった。ピサロ自身もその点描派の画家たちに影響を受け、点描に挑戦するようになった。今回は棒を持った人などをモチーフに、リンゴ収穫のほか、何をしているところなのか、みんなが楽しく想像をふくらませて描いてくれたよ。

12月25日付

群馬県・1年 Kさんの作品

題「ゆめのせかいのほうせきがり」

 透明クレヨンの色がぼんやりときれいで、夢のよう。「ほうせきがり」という題もきれいだ

 
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