朝日小学生新聞
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結城昌子の 遊んでアーティスト

 
 

 ピーテル・ブリューゲルの「雪中の狩人」などを参考にして、ブリューゲルに挑戦したよ。ブリューゲルは、現在のベルギー周辺で活躍した16世紀の画家。本人は農民ではなかったけれど、ときどき農村に出かけては農民の暮らしをいきいきとした絵にしたことで、「農民画家」と呼ばれることもある。ブリューゲルは「雪中の狩人」で、狩りからもどった人たちのつかれたようすを左下に、氷の上で遊ぶ村の子どもたちを右側に、そしてさらにその奥に、遠くの村や山々を配置して、見る人が広がりと親しみを感じられるよう工夫している。今回はみんなも、手前には近くにあるもの、向こう側に遠くにあるものなどをかいて、右奥に向かって広がっていく絵を考えて、かいてくれたよ。

2月27日付

神奈川県・3年 Oさんの作品

題「しか」

 春ののどかな風景を楽しんでいるようなシカ。ながめの広がりがすばらしいし、色の組み合わせも成功

 
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