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朝日中高生新聞
  • 日曜日発行/20~24ページ
  • 月ぎめ967(税込み)

新聞活用で成績アップ

3分間スピーチの題材を拾う

記事をもとに自分の考えを話す

記事をもとに自分の考えを話す

 「新聞を通じて親や友達、先生との会話が広がる。その中で相手のいうことがわからなければ、もっと勉強しようという気にもなる」。こう話すのは、東京都練馬区立開進第三中学校の岡四朗副校長です。東京都NIE推進協議会のNIEアドバイザーとして、授業での新聞活用法などを助言しています。

 岡先生は4年前まで他校で社会を教えていました。長年取り組んだのが授業の冒頭で行う「3分間スピーチ」です。クラスの男女、各1人が関心のある新聞記事を要約し、自分なりの意見をいいます。

 同中で若手の先生が1年生に指導している「1分間スピーチ」を例にみてみましょう。
生徒の1人は、2012年12月7日に東北地方を襲った地震についての記事を選びました。まず「漁業施設は被害なし、東北、不明者捜索続く」と見出しを抜き出し、「最大1メートルの津波を観測。行方不明となっている船の船長を8日夕方まで捜したが、手掛かりは見つからなかった」とまとめました。その上で「早く見つかったらいいな」と感想も加えました。

 岡先生は「新学習指導要領では、話す、聞く、書く、読むといった『言語活動』が重視されているが、新聞は最適の教材。コミュニケーション能力を伸ばせる」といいます。

 いま自分が通っている中学で、特段、新聞活用が行われていない場合、どのように新聞に親しんでいったらいいのでしょうか。
岡先生はまず興味のあるところから読んでみて、それをもとに親と話してみることを勧めます。「記事をもとに『自分はこう思う』と話せば会話も生まれる。親の考えを知ることができ、自分の思っていることを伝えることができます」

 新聞を読む進めていけば、自分の関心のあるテーマもおのずとわかってきます。車が好き、経済の話題が好き……など特徴が出てくるはず。
「新聞をきっかけにいろいろなことに興味を持ち、それを進路選択に役立ててほしい」

朝日中学生ウイークリー2012年12月23日号

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