朝小ならではの幅広い知識が役立つ問題も


 中学入試の問題の中には、テキストや時事問題集にはのっていなかったかもしれなくても、朝小にはのっていたというテーマもあります。

 

料理の記事で解ける生物の問題 灘中
 灘中(兵庫)の理科では生物の模式図をえがく問題の1つが、イカの足、頭、目をかくものでした。夕食作りのお手伝いなどをしていないと、かけないかもしれません。朝小では10年6月4日の「ケミ太郎とベジ子のお料理修業」でイカの体の形をくわしく紹介し「頭から直接足が生えている頭足類で、足は10本」と解説しました。

 

直前のニュースまでチェック ラ・サール中
 ラ・サール中(鹿児島)では「絶滅したと考えられていたが、70年ぶりに再発見された魚」としてクニマスを選択肢から選ばせています。一般的に時事問題は前年の10月くらいまでのニュースを題材にすることが多いですが、クニマスが大きな話題になったのは12月半ば。朝小では10年12月16日の紙面でくわしく解説しています。時事問題集などではチェックできない試験直前まで、世の中の動きに常に関心を持つことが大切だといえそうです。

 

類題や紙面からの出題も 桜蔭中、山陽女子中
 桜蔭中(東京)の算数では「ご石を正方形、正五角形に並べられる数(四角数、五角数)」を求める問題が出ています。この入試の5日前、朝小の2面「ルールを読み解く算数力」で四角数、五角数を解説しました。
 山陽女子中(岡山)の社会では、参院選について朝小の10年7月13日の記事、核密約について10年10月17日の記事が問題文として出題されました。

 

テキストにはない生物の話題 京都女子中、渋谷幕張中
 京都女子中(京都府)ではギンブナの体やえらの作りに関する設問に加えて「ほかの魚と比べて少し変わった特徴」を答える問題がありました。10年8月25日の朝小1面では「めすばかりのギンブナ」を紹介、めすだけで卵を産む種類であることを解説しました。
 渋谷幕張中(千葉県)では「何年かごとにせまい地域で集中して大量発生する特別な種類のセミ」を題材に「十三年ゼミと十七年ゼミ」が同時に大量発生する年」などを計算させました。朝小では09年6月11日1面で「十三年と十七年の周期で大発生する素数ゼミのなぞ」をとりあげ、同時に大量発生する年について考える問題もいっしょにのせました。




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